アシスタント

設定

ダイアログから調整できる設定は、次のとおりです。

• [アシスタントを有効にする]:有効にすると、ダイアログの現在の設定に従ってアクションが実行されます。
• [レイヤーを選択せずに描画]:ピクセルまたはベクトルレイヤーが選択されていない場合は、[ピクセルレイヤーを作成してペイント]を使用して、ブラシ境界線用の新規ピクセルレイヤーを作成します。[何もしない]は、ピクセルペインティングが一切許可されないことを意味します。
• [ベクトルレイヤーから消去]:ベクトルレイヤーに適用されている作成済みレイヤーマスク上で消去を行い、そのベクトルレイヤーをただちにラスタライズして、そのレイヤー上で直接消去を行うか、あるいは何も実行しません。
• [ベクトルレイヤー上の他のブラシ]:レタッチ用ピクセルブラシの場合(焼き込みブラシツール、指先ブラシツールなど)、デフォルトでは、任意の適用済みブラシ境界線によってベクトルレイヤーがラスタライズされます。この動作は、[何もしない](レイヤーの変換も境界線の適用も行われません)を選択することで変更できます。
• [ブラシツールの共有]:選択されているブラシ先端を特性の類似しているツール(ドッジ、焼き込み、およびスポンジブラシツールなど)間で共有するか、すべてのツールで共有するか、またはブラシ先端を個別に設定するかを選択します。
• [ベクトルレイヤーにフィルターを適用]:[フィルター]パネルのエフェクトおよびレタッチフィルターの場合、フィルターをベクトルレイヤーに適用すると、デフォルトでラスタライズが行われます。この動作は、[何もしない](レイヤーの変換もフィルターの適用も行われません)を選択することで変更できます。
• [選択範囲に調整レイヤーを追加]:選択範囲が作成されている場合、その選択範囲に適用されている調整は、新規調整レイヤーとして現在選択されているレイヤー上に追加されるか(何もしない)、選択レイヤーの子の調整レイヤーになります(選択範囲に応じて調整レイヤーを作成)。レイヤーが選択されていない状態では、どちらの場合もレイヤースタックの最上位に新規調整レイヤーが追加されます。
• [選択範囲にマスクレイヤーを追加]:マスクレイヤーである点以外は、上記の[選択範囲に調整レイヤーを追加]と同様です。

ダイアログにはRAW現像中のデフォルトの動作に固有の設定も表示されます。

• RAWエンジン:使用するRAW処理エンジンを選択できます。Affinity独自の[Serif Labs]エンジン(デフォルトで使用)、または[Apple (コア画像RAW)]エンジンを選択できます。
• [RAW出力カラーフォーマット]:RAW画像を現像するときの出力形式として、[RGB(16ビット)]または[RGB(32ビット)]を選択します。[RGB(32ビット)]を選択すると、最初のRAW現像からフルの32ビット浮動小数点数環境を確保でき、高い精度での書き出しを利用できます。
• [RAWトーンカーブ]:デフォルトの[トーンカーブを適用]オプションが有効になっている場合、RAW画像は推奨のトーンカーブを使用して調整されます。「何もしない」オプションの場合は、階調補正を行いません。画像は後から現像ペルソナの[基本]パネルで変更できます。
• [RAW露出バイアス]:露出バイアス値がRAW画像のEXIFデータに保存されている場合、それを適用するかどうかを選択します。ヒストグラムの引き伸ばしと同様に、「デフォルト」も「初期状態」も同じ結果になりますが、レポートではそれぞれゼロ値または実際の値が表示されます。[何もしない]オプションの場合、露出バイアス値は無視されます。
• [デフォルトマップ領域]:RAW画像のEXIFデータにGPSによる位置情報が含まれていない場合、現像ペルソナの[メタデータ]パネルに表示する地域を設定します。