埋め込みとリンクの違い

コンテンツを配置するとき(またはピクチャフレームを設定するとき)、ファイルをドキュメントに埋め込む方法と、元のディスク位置からのリンクを張る方法のどちらを使用するかを選択できます。

埋め込みとリンクの違い

埋め込み

元のファイルの複製がドキュメントに埋め込まれます。そのため、後日、元のファイルが変更されてもそれをチェックする手段がありません。しかし、ドキュメントを移動したときファイルは保持されます。

リンク

埋め込まれる代わりに、ドキュメントとディスク上のファイルの間にリンクが張られます。そのため、ディスク上で変更されれば、(リソースマネージャー経由で)コンテンツが更新されます。リンクされたファイルは、決してドキュメントには保存されません。

リンクされた1つ以上のファイルがドキュメントを最後に開いた時点以降に削除されたり名前が変更されたりすると、次回そのドキュメントを開いたときに、それらのファイルを特定するように促されます。

ファイルサイズと埋め込み/リンク設定

リソースを埋め込むと、すべてのリソースがドキュメント内に保存されるので、ファイルサイズが大幅に増加しますが、ドキュメントに可搬性が生じます。リソースをリンクすると、リンク情報のみが保存されるので、ドキュメントのファイルサイズはずっと小さくなります。

過度なファイルサイズの増加を動的に軽減する

ドキュメントに埋め込んだコンテンツの分量が「サイズ」 に関する一定のしきい値を超えた場合、埋め込まれているすべてのコンテンツを自動的にリンクに変換してもよいか問われます。これに同意すると、ドキュメント設定内の画像配置ポリシーも[埋め込みを優先]から[リンクを優先]に変更され、今後インポートするコンテンツはデフォルトでリンクになります。

デフォルトのコンテンツ配置ポリシーを設定するには:
  1. [ファイル]メニューから、[新規]を選択します。
  2. このダイアログで、[画像配置ポリシー]を選択します。[埋め込みを優先]オプションを指定すると、ファイルはドキュメント内に保存されます。[リンクを優先]オプションを指定すると、ファイルは埋め込まれませんが、ファイルへのリンクが保持されます(ファイルはまだ元の場所にある)。

このポリシーは、[ファイル]>[ドキュメント設定]からいつでも変更できます。

リンクされたコンテンツを自動的に更新するには:
  1. [Affinity Publisher]メニューから[環境設定]を選択します。
  2. [編集]メニューから、[環境設定]を選択します。
  3. [一般]タブで、[外部変更時にリンクされたリソースを自動的に更新]をオンにします。
ファイルの埋め込みをファイルへのリンクに変更するには:
  1. [ドキュメント]メニューから、[リソースマネージャー]を選択します。
  2. このマネージャーで、リンク先のファイルを選択し、[リンクの作成]をクリックします。
  3. このダイアログで、埋め込みファイルを保存したいフォルダに移動し、[リンク]をクリックします。

関連項目: