環境設定
環境設定は、アプリケーションに適用される一連の様々なオプションから構成されます。独自の作業方法を設定するために使用できます。
一般設定
アプリケーションを起動するときに最後のセッションを復元するかどうかを選択します。
アプリのメインウィンドウとは別のフローティングウィンドウでドキュメントを開くかどうかを選択します。
ドキュメントを現在のアクティブグループ(最新のフローティングウィンドウ)で開くか、アプリのメインウィンドウで開くかを選択します。
ファイルのロード時に初期ズームを最大100%に制限するかどうかを選択します。
編集可能なテキストオブジェクトを使用してPSDを開くことを選択します。
ファイルの拡張子を表示または非表示のいずれにするかを選択します。
クロスプラットフォームの相互作用を向上するために、オブジェクトをコピーするときにSVGを作成するかどうかを選択します。
AffinityアプリからプレーンテキストをコピーするときにUnicode区切りを保持するか、段落マーカーを行送りに変換するかを選択します。
サムネイルがドキュメントに保存されないように除外できます。
[保存]
コマンドの使用時に、.afdesignファイルを作成するのではなく、インポートされたPSDファイルを上書きするかどうかを選択します。このオプションを選択する前に表示されるダイアログに書かれた警告をお読みください。
内容を展開する必要があるフィールドとしてではなく、デフォルトでフィラーテキストを編集可能にできます。
オブジェクトを削除した後も選択を維持するかどうかを選択します。
リンクされたリソース(画像など)は、外部で変更されると印刷ドキュメント内で更新されます。
[言語]
—オペレーティングシステムから独立してUI言語を設定します。ポップアップメニューから選択します。
カラーオプション
今後のドキュメントで使用できるように、デフォルトのRGB、32ビットRGB、CMYK、グレースケール、およびLABのカラープロファイルを設定できます。ポップアップメニューから選択します。
[レンダリングインテント]
—画像のレンダリングインテントを選択します。ポップアップメニューから選択します。
画像を開くときに黒点補正を適用するかどうかを選択します。
開いたファイルの色空間を作業用の空間に変換するかどうかを選択し、これが起こったときに警告するかどうかを選択します。
作業用のプロファイルがプロファイル解除された画像に割り当てられたときに警告を受信するかどうかを選択します。
OpenColorIO設定ファイルを選択します。
OpenColorIO検索ファイルを選択します。
OCIO変換をファイル名に基づいて実行するかどうかを選択し、これが起こったときに警告するかどうかを選択します。
EXRアルファチャンネル情報を対応するRGBピクセルレイヤーのアルファチャンネルに結合するかどうかを選択します。
EXRカラーチャンネルをアルファチャンネルで分割するかどうかを選択します。
ゼロアルファ情報を変更しないままにするか、または
[アルファでEXRカラーを分割後]
も有効にした場合に、カラーチャンネル情報による後分割が実現できるようにゼロアルファ情報を変更するかを選択します。
パフォーマンスオプション
[RAM使用量上限]
—プロジェクトのアプリケーションパフォーマンスが最適化されるように利用環境を設定できます。
[ディスク使用量警告レベル]
—ディスク使用量に関する警告を受信する制限を選択します。
[取り消し回数上限]
—アクセスできる履歴の長さを選択します。
[品質の表示]
—修正中に画像が表示される方法を選択します。ポップアップメニューから選択します。
プロジェクトの作業中にグラデーションをディザリングしてパフォーマンスを向上するかどうかを選択します。
パフォーマンスを最適化するクリッピングオプションを選択します。
[自動保存間隔]
—現在開いているドキュメントの一時データを保存する間隔を設定します。アプリが異常終了した場合、スタートアップの際にドキュメントの復元を行うことができます。
[表示]
—ハードウェアアクセラレーション(
Metal
、
OpenGL
、または
OpenGL (Basic)
)を使用するか、
[ソフトウェア]
アクセラレーションを使用するかを選択します。使用しているコンピュータでパフォーマンスの問題が発生した場合は、上記のオプションをパフォーマンスが回復するまで順に試してください。Metalには、Sierra macOS(10.12.x)以降、およびHigh Sierra(10.13.x)以降に対応したAffinityが必要です。Macコンピュータに別の追加グラフィックカードがある場合は、
[統合GPUのみを使用]
をオンにすると、そのカードへのアクセスが許可されなくなるため、消費電力やバッテリー残量を節約できます(バッテリー駆動時のMacBook Proに便利です)。
[レンダラー]
—レンダリングのモードを選択します。ポップアップメニューから選択します。
[デフォルト]
—デフォルトの手法(通常は装着されているグラフィックスカード)を使用してレンダリングを行います。
[グラフィックスディスプレイアダプター]
—この名前はご利用のグラフィックスカードとそのドライバーによって異なります。複数のグラフィックスカードが装着されている場合は、2つ以上の選択肢がここに表示されることがあります。
[WARP]
—ドキュメントを表示するためだけにWindows Advanced Rasterization Platformを使用します。デフォルトのオプションでパフォーマンス上の問題が発生している場合に試してください。
[Retinaレンダリング]
—レンダリングのモードを選択します。ポップアップメニューから選択します。
[自動(最適)]
—パフォーマンスと品質のバランスを取るために、非Retinaでのレンダリング後にRetinaレンダリングを行います。
[低品質(高速)]
—パフォーマンスレベルを最大にするために、品質面で妥協して非Retinaでレンダリングします。
[高品質(低速)]
—高い品質が得られるようにRetinaレンダリングを行いますが、パフォーマンスが低下する場合があります。
ハードウェアアクセラレーション
—互換性のあるGPUが利用可能な場合、
[Metalアクセラレーションの計算を有効化]
をオンにすると、一部のタスクのパフォーマンスが向上します。
ハードウェアアクセラレーション
トピックを参照してください。
ハードウェアアクセラレーション
—互換性のあるGPUが利用可能な場合、
[OpenCLコンピューティング加速化を有効化]
をオンにすると、一部のタスクのパフォーマンスが向上します。
ハードウェアアクセラレーション
トピックを参照してください。
ユーザーインターフェースオプション
[背景グレーレベル]
—ドキュメントを囲んでいるペーストボードのグレースケールレベルをコントロールします。
[アートボード背景グレーレベル]
—ペーストボードに囲まれたアートボードのグレースケールレベルをコントロールします(Affinity Designerの「アートボード」ドキュメントを開いて作業している場合)。
[UIガンマ]
—ユーザーインターフェースのコントラストを調整します。
[フォントUIサイズ]
—UIテキストのフォントサイズをオプションで増やします。
[UIスタイル]
—ユーザーインターフェースを暗いまたは明るいスタイルで表示します。
[ツールチップを表示するまでの時間]
—UI要素の上にマウスカーソルを置いた時にツールチップが表示されるまでの時間の長さを設定します。
[単位タイプごとの小数部]
—各ドキュメントの測定単位に使用できる小数部の桁数および度の値を制御します。
インポートされる画像を背景レイヤーとしてロック(またはロック解除状態を保持)します。
線の幅(太さ)をポイントで表示するか、ドキュメントの測定単位で表示するかを選択します。
テキストをポイントで表示するか、ドキュメントの測定単位で表示するかを選択します。
ブラシカーソルが配置するピクセルのプレビューを表示するかどうかを選択します。
ターゲティングの向上のために、ブラシカーソルの上に十字型をオーバーレイします。
アイコン表示をグレースケールにします。
オブジェクトが選択されている状態で、レイヤーを展開して、選択されているオブジェクトエントリを表示します。
Touch Barサポートを有効にするかどうかを選択します。
ツールオプション
[ツールUIサイズ]
—選択したレイヤーコンテンツの選択ボックスのハンドルとカーブノード(およびハンドル)を縮小または拡大できるようにします。
クリックでコンテキストメニューが表示されるかどうかを選択します。(複数ボタンマウスの右クリックの代わり)。
感圧タッチ(Force Touch)コンテキストメニューの有効/無効を設定します。有効にすると、感圧タッチ準拠のトラックパッドを強く押すことで、メニューにアクセスできます。
選択マーキーによって部分的に取り上げられるオブジェクトを選択に追加するかどうか、それとも、オブジェクトをマーキーで完全に囲む必要があるかを選択します。
有効になっている場合、ツールの切り替えは
モディファイアーが押されている場合にのみ実行できます。
中央のマウスボタンでスクロールやズームを許可するかどうかを選択します。
ズームツールのドラッグでカーソルの周辺をズームする(スクラブルズーム)か、「ズーム」マーキーを作成するかを選択します。
[Dialサポートを有効化]
—Surface StudioのSurface Dial(または類似のラジアルデバイス)を利用する際に使用します。
Trackpadを使ってキャンバスを回転できるかどうかを選択します。
スクロールホイールを使用してキャンバスを回転するかどうかを選択します。
[ドキュメント間でツールを同期]
—複数のドキュメント間でツール設定を永続化します。
[タッチジェスチャのみ]
—有効にすると、接続されたタブレットペンでのみキャンバス上のツールを使用できますが、ジェスチャは使用できます。キャンバスを操作する際に誤ってツールを操作してしまうことを防げます。無効にすると、タブレットペンlを使っても使わなくても、すべてにタッチコントロールとジェスチャを使用できます。
[移動ツールの縦横比制約:]
—移動ツールを使用してオブジェクトをサイズ変更するときの既定の制約された動作をコントロールします。ポップアップメニューから選択します。
[テキスト作成時のブレンドガンマ]
—作成中のテキストに適用されるデフォルトのブレンドガンマをコントロールします。
[微調整の距離]
—矢印キーを使用するときにオブジェクトが移動する微調整の量を設定します。ポップアップメニューから測定単位を選択します。
[モディファイア微調整距離]
—矢印キーおよび
を使用するときにオブジェクトが移動する量を設定します。
[追加の辞書フォルダ]
—ダウンロードした辞書フォルダ(ru-RUなど)を
[参照]
し、
[開く]
をクリックした後、追加の辞書フォルダにフォルダーをコピー/貼り付けできます。フォルダは起動時にスキャンされ、見つかった辞書が追加されます。
[ドキュメント間でツールを同期]
—複数のドキュメント間でツール設定を永続化します。
キーボードショートカットオプション
これらのオプションを使用して、独自のキーボードショートカットを定義します。
キーボードショートカットのカスタマイズ
のトピックを参照してください。
自動補正オプション
これらのオプションを使用して、インテリジェントな自動補正を制御します。また、アートやフレームテキストの置換と書式設定を自動化します。
略語オプション
これで所定の略語辞書を提供します。これには、印刷ドキュメントで略語を使用したときキャピタライゼーション(大文字と小文字の制御)が誤って行われないようにする目的があります。
フィラーテキスト
「ラテン語」テキストのプレースホルダーの代わりに、さまざまな言語の独自のカスタムテキストコンテンツを追加して
フィラーテキスト
として利用できます。選択されたフィラーテキストを含むテキストフレームでは、フィラーテキストの言語は、
[文字]
パネルの
[スペル設定]
言語オプションを使用して制御されます。
タイトル例外
特定の単語の大文字と小文字の違いを制御するために使用します。具体的には、標準的なキャピタライゼーション動作を上書きするタイトル例外リストをメンテナンスします。
ソフトウェアアップデート
ソフトウェア更新をチェックする間隔を設定します。
その他のオプション
現在の塗りつぶし、ブラシ、オブジェクトスタイル、テキストスタイル、ユーザーのデフォルト設定、およびフォントを工場出荷時にリセットできます。フォントのリセットは、フォントキャッシュを(メモリから)システムの現在の状態に更新します。
クラッシュレポートを自動的にSerifに送信するかどうか、およびテクニカルサポートがフィードバックを識別するために使用する登録名を含めるかどうかを選択します。デフォルトでは、レポートは匿名です。
環境設定を設定するには:
[Affinity Publisher]
メニューから
[環境設定]
を選択します。
[編集]
メニューから、
[環境設定]
を選択します。
関連項目:
オブジェクトのデフォルト設定
カラーマネジメント
キーボードショートカットのカスタマイズ