カラーの選択について
編集やデザインを効率的に行うために不可欠な要件は、簡単かつ直観的にカラーにアクセスできることです。カラーの選択にはそれぞれに適切な方法があるので、Affinity Photo 2では、次のような選択肢を提供しています。
- カラーパネル—さまざまなカラーモデルを使用して、カラーホイール、スライダー、またはボックスから選択します。
- スウォッチパネル—PANTONE®カラーなど、さまざまなプリセットまたはカスタムカテゴリからスウォッチによって選択します。
- カラー選択—画面上の任意の場所でカラーをサンプリングします。補完的なカラーの作業に最適です。
- コンテキストツールバー—ベクトルコンテンツが選択されている場合に表示されるコンテキストツールバーから、塗りつぶし/境界線カラーを選択します。
- [編集]メニュー—ピクセルレイヤー、ベクトルレイヤー、または選択したレイヤーコンテンツでカラー塗りつぶしを適用または編集します。ポップアップダイアログから塗りつぶしの方法を選択します。
- グラデーションツール—ピクセルレイヤーまたはベクターレイヤーでカラーグラデーションを適用または編集します。ツールのコンテキストツールバーから選択します。
カラーパネルの使用
カラーパネルでは、ほんの数回のクリックで、カラーをツールに設定(またはベクトルコンテンツに適用)できます。不透明度とノイズを追加のカラー属性として適用できます。カラーは、スウォッチパネルのパレットに保存できます。
スウォッチパネルの使用
スウォッチパネルでは、さまざまなカテゴリから選択できるカラースウォッチのプリセットが提供されます。プリセットとして、グレー、単色、またはグラデーションカラーを簡単に適用できます。
カラースウォッチを使用するには:
次のいずれかを行います。
- カテゴリのポップアップメニューからパレットカテゴリを選択し、パレット内のカラースウォッチをクリックします。
- 最近使用したスウォッチからスウォッチをクリックします。
- [なし]のスウォッチをクリックすると、カラーは完全な透明になります。
カラー選択の使用
カラーピッカーを使用すると、Affinity Photo 2の内外でカラーをサンプリングしたうえでそのカラーをプロジェクトで使用できます。
カラー選択を使用するには:
- [カラーピッカー]をサンプリングしたいカラーの場所までドラッグします。
- カラーの適用先となるスウォッチセレクターをクリックします。
- [カラー選択]の横にあるスウォッチをクリックして、カラーを適用します。
コンテキストツールバーの使用(ベクトルコンテンツのみ):
すばやくアクセスできるように、塗りつぶしと境界線のスウォッチは、どのベクトルコンテンツが選択されていても、そのコンテキストツールバーから使用できます。
塗りつぶしまたは境界線のカラーをベクトルコンテンツに適用するには:
- オブジェクトを選択します。
- コンテキストツールバーから、「境界線」または「塗りつぶし」のどちらかのスウォッチをクリックします。
- ポップアップメニューで、[スウォッチ]、[カラー]、または[グラデーション]ペインからカラーを選択します。
[編集]メニューの使用
[編集]メニューを使用すると、ピクセルレイヤー、ベクトルレイヤー、または選択したレイヤーコンテンツでカラー塗りつぶしを簡単に適用または編集できます。
選択したコンテンツに塗りつぶしを適用するには:
- [編集]メニューの[塗りつぶし]をクリックします。
- ダイアログから次のいずれかを選択します。
- [カスタムカラー]—ポップアップ表示されるHSLカラーホイールを使用して付近のスウォッチからカラーを選択します。
- [プライマリカラー]—カラーパネルで現在設定されている前景色を使用します。
- [セカンダリカラー]—カラーパネルで現在設定されている背景色を使用します。
- [インペインティング]—選択範囲で破損、消失、劣化した領域または不要として除去した領域を復元します。
- [履歴]—選択範囲を以前の履歴の状態や保存されたスナップショットに復元します。
- (省略可能)[不透明度]を小さくして塗りつぶし強度を制限します。
- [適用]をクリックします。
グラデーションの使用
グラデーションツールを使用して、独自のグラデーションパスを、ピクセルレイヤーまたはベクトルコンテンツの塗りつぶしに適用できます。単色およびビットマップの塗りつぶしを適用することもできます。ツールのコンテキストツールバーを使用すると、グラデーションを放射状、楕円形、または円錐形に変更できます。
グラデーションツールを使用するには:
- ピクセルレイヤーまたはベクトルレイヤーを選択します。
- [ツール]パネルから、[グラデーション]ツールを選択します。
- コンテキストツールバーの[タイプ]ポップアップメニューから塗りつぶしタイプを選択します。
-
コンテンツ上でカーソルをドラッグします。
を押したままにすると、グラデーションパスの角度が45°に制限されます。
PANTONE®カラーへのアクセス
PANTONE®カラーパレットはメインのスウォッチパネルから使用でき、適用するとドキュメントパレットでグローバルスポットカラーになります。シェイプ、ライン、または境界線が選択されている場合は、コンテキストツールバーのポップアップスウォッチパネルから利用することもできます。
PANTONE®カラーにアクセスするには:
- [スウォッチ]パネル(またはポップアップスウォッチパネル)で、カテゴリのポップアップメニューから、適切なPANTONEパレットを選択します。
- PANTONE®カラーの名前と番号を表示するには、[スウォッチ]パネルをクリックして、[パネル環境設定]メニューで[外観]>[リストとして表示]を選択します。または、[スウォッチ]パネルからカテゴリ(PANTONE® Formula Guide Solid Coated V4など)を選択し、検索ウィンドウを使用してカテゴリ内の特定の色(例: 129)を検索できます。
レジストレーションカラー
PDFにプリントする場合、プリンタマークを含めることができます。その中には、レジストレーション用の黒(100%C:100%M:100%Y:100%K)を割り当てられたレジストレーションマークがあります。しかし、このレジストレーションカラーをスウォッチとして追加して、ページ上のオブジェクトに割り当て、ページ上のレジストレーションマークを作成することができます。
レジストレーションカラーをスウォッチとして追加するには:
- スウォッチパネルから、[パネル環境設定]をクリックし、[レジストレーションカラーを追加]を選択します。
その後、ページ上のオブジェクトにスウォッチを適用できます。