グラデーションツールは、簡単なカラーグラデーションを、各種レイヤー(ピクセルレイヤー、塗りつぶしレイヤー、調整レイヤー、ライブフィルターレイヤー、レイヤーマスク)や、ベクターおよびテキストコンテンツの全域に描画するのに優れた効果を発揮します。ただし、より複雑な塗りつぶしを適用して3つ以上のカラーをグラデーションパスに沿って導入し、各カラーの配置を調整したり、カラーの変化を制御したりしたい場合もあります。その場合は、次の2つの方法があります。
前者の方法ではグラデーションを目で確認しながら変更でき、後者では正確で絶対的な制御が可能です。
グラデーションを画像のレイヤーに直接適用すると、レイヤーコンテンツが破壊されます。グラデーションは、個別のピクセル、塗りつぶし、調整、フィルタ、マスク、またはベクトルのレイヤーに適用してください。塗りつぶしレイヤーの場合、グラデーションパスは編集可能な状態に維持されます。
[グラデーションツール]が選択されている状態で、グラデーション塗りつぶしが適用されているコンテンツをクリックし、次のいずれかを行います。
目的の効果に応じて、変換時にビットマップ塗りつぶしの拡大または縮小を制限または許可することで、ビットマップ塗りつぶしを再スケーリングできます。ここでの利点の1つは、ビットマップイメージとそのテクスチャの伸縮の影響を受けないようにできることです。
線形、放射状、または円錐形のグラデーションが適用されたオブジェクトに対して拡大縮小または傾斜操作を行うと、変更後のオブジェクトの新しいシェイプに合わせてグラデーションが自動的に再適用されます。傾斜の場合、グラデーション変換を示す破線の補正パスがグラデーションに適用されます。
必要に応じてパスを編集して、塗りつぶしの傾斜と拡大縮小を調整できます。また、必要に応じてパスと端点を削除して、グラデーション変換を無視することもできます。
これは、2次元オブジェクトを変換して等角投影グリッド平面上に表示する場合にも重要です。こうした変換ではグラデーションも、シェイプのアウトラインと共に、平面上にインテリジェントに変換される必要があるからです。変換されたオブジェクトには、これまでと同様に破線の補正パスが自動的に適用されます。