裁ち切りの設定

本格的な印刷では、アートワークを断裁できるように、裁ち切りによって印刷可能な領域をページの端よりも拡大します。裁ち切りの長さの設定、裁ち切りガイドの表示(裁ち切りの領域をデザイン面から考慮することが容易になります)が行えます。また、エクスポート時に裁ち切りを出力に含めることができるようになります。

裁ち切りガイド

配置された画像がスナップした3 mmの裁ち切りガイド。

本格的な印刷でトリミング処理のずれを許容するには、これらの要素を「トリム端」(トリムボックス)の外側に、つまり[ドキュメント設定]で定義したページサイズの外側にはみ出すように配置することをお勧めします。

裁ち切りガイドは唯一の視覚的補助です。裁ち切りガイドは、トリミングされたページの端に表示する「裁ち切り」要素(一般的には画像)を配置する際に役立ちます。裁ち切りガイドをオンにすると、裁ち切りで指定した長さだけ拡大された印刷可能領域を表示できます。

[エクスポート]ダイアログの[裁ち切りを含める]設定では、裁ち切り領域が実際の出力ページサイズに含まれます。

出力時の裁ち切り

PDFのエクスポートで有効化され、裁ちトンボの外側にはみ出しているにじみ。

単独ページの「左裁ち切り」、「右裁ち切り」は、見開きページスプレッドでは「内側裁ち切り」、「外側裁ち切り」とそれぞれ呼ばれます。見開きページスプレッドの内側裁ち切りは、最初と最後の単独ページ、または(スプレッド)ではなく単独ページとしての書き出し(プリント)でのみ意味を持ちます。

新しいドキュメントの裁ち切りを設定するには:
[ドキュメント]メニュー裁ち切り設定を変更するには:
  1. [ドキュメント]メニューから、[ドキュメント設定]を選択します。
  2. 右側の[截ち切り]セクションで、次のいずれかを行います。
    • すべてのページの端で截ち切り値を同じにするには、[均一] (右側のリンク記号)を有効にして、任意の截ち切り値を設定します。
    • ページの端に異なる截ち切り値を設定するには、[均一] (右側のリンク記号)を無効にしてから、[左]/[内側]、[右]/[外側]、[上]、[下]の截ち切り値を設定します。
  3. [OK]をタップします。
[ドキュメント]メニュー 裁ち切りガイドを表示するには:

裁ち切りガイドが、選択された裁ち切りの値の分だけページ端の外側にはみ出した、赤いアウトラインとして表示されます。

裁ち切りガイドのカラーを変更するには：
[ドキュメント]メニュー オブジェクトを裁ち切りガイドにスナップするには:

[スプレッドにスナップ]オプションは、ページ端とにじみに均等にスナップします。

[ドキュメント]メニュー エクスポート時に裁ち切りマークをオンにするには:

次のいずれかを行います。

  1. [ドキュメント]メニューから、[書き出し]を選択します。
  2. エクスポートするファイル形式を選択します(PDFなど)。
  3. [裁ち落としを含める]を有効にします。截ち切りをサポートするファイル形式については、エクスポート設定を参照してください。

関連項目: