ドキュメント設定
[ドキュメント設定]ダイアログでいつでもドキュメントの設定を変更できます。この設定は、ドキュメントの作成時に指定されたものです。
[スプレッドプロパティ]ダイアログを使用して、選択したスプレッドまたはマスターページのプロパティを変更することもできます。これにより、一部のページにさまざまな寸法(オブジェクトの縮尺)、向き、マージンを持たせることができます。
設定
調整できる設定は次のとおりです。
[ドキュメント設定]ダイアログを使用して、ドキュメントのどのページに影響を与えるかスコープを決定します。
- [全ドキュメント]—設定がドキュメントのすべてのスプレッドに適用されます。
- [選択されたマスター]—設定がドキュメントの選択中のマスタースプレッドに適用されます。変更の対象に含めるマスタースプレッドを隣のボックスから選択します。
- [選択されているスプレッド]—設定がドキュメントの(マスターページではなく)選択中のスプレッドに適用されます。変更の対象に含めるプレッドを隣のボックスから選択します。
次の設定は、示されているように、[ドキュメント設定]ダイアログと[スプレッドプロパティ]ダイアログで利用できます。
- [ドキュメント](ドキュメント設定ダイアログ、全文書スコープ):
- [ドキュメント単位]—ルーラーとオブジェクトの寸法をピクセル、ポイント、パイカ、または物理的な測定単位で表示します。
- [DPI]—ドキュメントの解像度を設定します。たとえば、本格的な印刷の品質では、解像度を300 dpi以上に設定します。
- 画像の配置-—配置された画像を、デフォルトでドキュメントに埋め込むかリンクするかを決定します。
- モデル(ドキュメント設定ダイアログ、全文書スコープ):
- [見開きページ]—オンにすると、ドキュメントのページがスプレッドに配置されます。
- [重ね順]—スプレッドのページの配置を垂直方向と水平方向のどちらにするかを指定します。見開きページのみ。
- [開始]—スプレッドの開始位置を指定します。見開きページのみ。
- ラベル([スプレッドプロパティ]ダイアログ、または[選択されたマスター]スコープと1つのマスターページが選択された[ドキュメント設定] ダイアログ):
- [名前]—マスターページに割り当てる名前を入力します。
- [寸法](両方のダイアログ、任意のスコープ):
- [次の寸法を設定]—スプレッドのどの部分の寸法を設定するかを指定します。[スプレッド]は、見開きページの両面を含みます。
- [ページプリセット]—あらかじめ用意されたスプレッドサイズ(A4など)から選択できます。
- [寸法]—これらの値を変更すると、カスタムスプレッドサイズが作成されます。(前述の[ページプリセット]のサイズを選択する代替の方法です。)
- [横向き]/[縦向き] —幅と高さの値を入れ替えて、ページの向きを変更します。
- [ページレイアウト]—(選択されたマスターのスコープのみ)マスターページが単一ページか見開きページかを指定します。
- [スケーリング] (両方のダイアログ、任意のスコープ):
- [位置]—ページサイズを変更する場合、サイズを維持しつつページまたはスプレッドに既存のコンテンツページを固定するか、新しいページサイズに合わせてオブジェクトを再スケーリングします。
- [アンカー]—ページのサイズ変更時に既存のページコンテンツが固定されるアンカーポイントを設定します。
- [リサンプル]—[再スケール]を選択すると、オブジェクトのリサンプル方法を制御できます。
- カラー(ドキュメント設定ダイアログ、全文書スコープ):
- [カラーフォーマット]—カラーモードをRGBまたはグレー(8ビットまたは16ビット、またはRGBのみ32ビットHDR)、CMYK(8ビット)、またはLab(16ビット)に設定します。
- [カラープロファイル]—以前選択したカラーフォーマットの色域を選択します。
- 別のカラープロファイルを適用する場合は、[割り当て]を選択すると新規プロファイルが採用されますが、カラー/ピクセルの値はそのままになります。[変換]を選択すると、古いプロファイルの各カラーが新しいカラーに変換されます。その結果、カラー/ピクセルの値が変化する可能性があります。
- [透明な背景]—オンにすると、ページの背景が透明になります。
- [マージン](両方のダイアログ、任意のスコープ):
- [マスターのマージン値を使用]—(選択されているスプレッドスコープで、マスターページが適用されたページ/スプレッドのみ。)選択すると、ページ/スプレッドは、適用されたマスターからマージン値を継承します。選択を解除すると、次の設定の値がページまたはスプレッドに適用されます。
- [マージンを含める]—オンにすると、ページのマージンがオンになります。
- [左]、[右]、[上]、[下]— ページのマージンの位置を設定し、印刷されないカラーの線で示されます。[左]と[右]のマージンは、見開きページの場合、それぞれ[内側]、[外側]に置き換わります。
- [カラー]—マージンの色を設定します。ポップアップメニューから選択します。
- [プリンターからマージンを取得]をクリックすると、デフォルトプリンターの設定が使用されます。
- 裁ち落とし(ドキュメント設定ダイアログ、全文書スコープ):
- [左]、[右]、[上]、[下]—本格的な印刷の場合、アートワークをトリムできるように、裁ち切りによって印刷可能な領域をページの端よりも拡大します。[左]と[右]の裁ち切りは、見開きページの場合、それぞれ[内側]、[外側]に置き換わります。
- [カラー]—裁ち切りの色を設定します。ポップアップメニューから選択します。
ドキュメント設定を変更するには:
- [ファイル]メニューから、[ドキュメント設定]を選択します。
- 表示されるダイアログで、必要に応じてページ/スプレッドのプロパティを設定します。
- [OK]をクリックします。
選択したスプレッド/マスター ページのプロパティを変更するには:
- [ページ]パネルで、変更するスプレッド/マスター ページのサムネイルを選択します。
- 選択したアイテムの1つからクリックして[スプレッドプロパティ]を選択します。
- ダイアログが表示されます。選択した場合:
- スプレッド/マスター ページが複数ある場合は、[ドキュメント設定]ダイアログになります。
- 単一のスプレッド/マスター ページの場合は、[スプレッドプロパティ]ダイアログになります。
- 必要に応じてページ/スプレッドのプロパティを設定します。
- [OK]をクリックします。