レイヤーを使用すると、デザイン内のコンテンツを整理して論理的に階層化された構造へと変換し、より優れた創造的組み合わせやオブジェクト管理が可能になります。
それぞれのレイヤーは、洋服ダンスにある個々の引き出しのようなものと考えることができます。引き出しの中には、シャツやブラウスが積み重ねられています。レイヤー管理では、これらの衣服が個々のベクトルオブジェクトに相当します。ベクトルオブジェクトは重なり合っていることもあれば、そうでないこともあります。この洋服ダンスの引き出しがシースルーになっていて上から下まで見透かせるとすると、一番上の引き出しの衣服が最前面に、一番下の引き出しの衣服が最背面に、その他の衣服は両者の間にあるように見えるはずです。
すべてのレイヤー管理は、レイヤーパネルから実行できます。
レイヤーに関する重要なポイントは次のとおりです。
作成できるレイヤーの種類はいくつかあります。これらはレイヤーパネルで確認でき、レイヤー入力の最初にユニークなアイコンで表示されます。
| パネルアイコン | 説明 |
|---|---|
![]() | マスターページ-割り当てられたマスターページとそのオブジェクトのためのレイヤー。 |
![]() | ベクトル—ベクトルオブジェクトを配置するために使用されます。 |
![]() | シェイプ—シェイプツールで作成された幾何学的シェイプに対応。 |
![]() | カーブ—ペンツールや鉛筆ツールで描かれた開いたカーブや閉じた図形に対応。 |
![]() | アーティスティックテキスト - スケーラブルテキスト用。 |
![]() | フレームテキスト - フレーム内に含まれるストーリーテキスト。 |
![]() | パステキスト - 開いたカーブやシェイプの輪郭に沿ったテキスト。 |
![]() | シェイプテキスト - シェイプ内に含まれるテキスト。 |
![]() | 表 - 表形式でデータを表示するもの。 |
![]() | 空のグループ - 複数のオブジェクトを1つのオブジェクトとして格納するための空のグループコンテナ。 |
![]() | マスク—下位のレイヤーを表示するために、非表示にするコンテンツを定義します。 |
![]() | 画像レイヤー—カラープロファイルを含む元の画像データを保持する、自己完結型の配置画像。 |
![]() | ピクチャーフレーム - プレースホルダーにしたり、配置された画像やドキュメントを入力したりできます。 |
![]() | リンク/埋め込みドキュメント—配置された非ネイティブドキュメント(PDF、PSD、SVG、EPSなど)およびネイティブAffinityドキュメント(afphoto、afdesign、afpub)ファイル。 |
![]() | 調整—特定のオブジェクト、グループ、レイヤー、またはレイヤースタック全体を非破壊で補正または強化するために使用します。 |
![]() | データマージ-グリッドベースのデータマージレイアウトで、データレコードをマージできます。 |