スタックを使用した露出の合成
露出の合成では、意図的に異なる露出レベルで撮影した画像を1つに合成して、ダイナミックレンジの高い画像を生成します。このような手法が必要になるのは、撮影した画像の領域がハイコントラストになり、その解決策として別の露出で撮影した領域と合成したい場合です。
露出の合成をHDR合成と混同してはいけません。露出の合成では、HDR画像の作成やHDRのトーンマッピングの適用を行うことなく画像を合成します。すばやく生成することができ、ほとんどの場合、より自然な結果になります。
撮影のヒント
撮影時に考慮すべき点は次のとおりです。
- 画像の位置合わせを正確に行えるように、三脚を使用するなど確実にカメラを固定します。
- シーンに必要なダイナミックレンジ全体をカバーできるように、十分な数の写真を撮ります。
- 使用できる場合は、カメラの自動ブラケット機能を利用して、複数の露出レベルの写真を得ることができます。
- 連続撮影モードを利用して、自動的に画像を撮影します。
- フラッシュ撮影は避けます。
露出の合成スタックを作成するには:
- [ファイル]メニューから、[新規スタック]を選択します。
- ダイアログから[追加]をクリックし、画像を探して選択します。[開く]をクリックして、画像をスタックリストに追加します。
- [OK]をクリックします。
- [レイヤー]パネルで、ライブスタックグループレイヤーの[スタックオペレータ]ポップアップメニューから[平均値]または[中点値]スタックオペレータを選択します。
