鉛筆線の描画

[鉛筆]ツールを使用して鉛筆線を適用すると、デザインに手描きの効果が生まれます。さまざまな設定を有効にして、鉛筆境界線の外観を微調整できます。

鉛筆描画の例

スカルプティング

鉛筆スカルプトモードの再定義と続行(前)
鉛筆スカルプトモードの再定義と続行(後)
スカルプトモードを使用した鉛筆ストロークの再定義と続行。

スカルプティングでは、ストロークを描画中の場合、または続けて編集するために再選択された場合でも、鉛筆ストロークを変更できます。これには2つの手法があります。

ノードツールを使用して鉛筆ストロークの高度な編集を行うこともできます。たとえば、ノードおよび制御ハンドルの位置を変更できます。

境界線の安定化

Affinity Designerの境界線スタビライザを使用すると、描画時に鉛筆の線が滑らかになり、外観の美しい境界線を描くことができます。

[ロープ]スタビライザまたは[ウィンドウ]スタビライザモードを使用できます。ロープスタビライザは、「ロープ」を用いて境界線の端をドラッグし、境界線を滑らかにします。ロープを緩めて方向を変えることで、長さ(半径)の値を調整しながらシャープコーナーを作成することもできます。ウィンドウスタビライザは、サイズ可変のウィンドウ内でサンプリングした入力位置を平均化することで境界線を滑らかにします。

スタビライズ
(A)安定化なしの鉛筆ライン、(B)ロープモード安定化あり、(C)ウィンドウモード安定化あり、(D)自動閉じ鉛筆ライン。

自動終了

自動終了というコンテキストツールバーのオプションを有効にすると、常に境界線から閉じたカーブを作成できます。現在の鉛筆の位置から境界線の始点までの近接に応じて、2つの動作が見られます:

鉛筆ツールの自動終了動作
始点と終点が離れている場合(A)と近い場合(B)で異なる自動終了動作。
鉛筆ツール フリーハンドの鉛筆線を引くには:
  1. [鉛筆ツール]を選択します。
  2. (省略可能)コンテキストツールバーで、次の1つ(以上)の操作を行います。
    • スカルプトモード 以前の鉛筆境界線を修正または延長するには、[スカルプト]を有効にします。
    • 塗りつぶしを使用 [塗りつぶしを使用]をタップして、カーブによって作成された凹面領域を現在の塗りつぶしカラーで自動的に塗りつぶします。
    • 自動終了 [自動終了]をタップしてカーブを閉じ、閉じたカーブを作成します。(離れている場合は)終点の間に直線が形成されるか、(近い場合は)始点と終点の位置が滑らかなノードで置き換えられます。
    • (省略可能)境界線がApple Pencilの[筆圧]入力または指の移動速度([速度])に自動的に応答するようにするには、[コントローラ]を有効にします。あるいは、境界線パネルの筆圧プロファイル図表に手動で応答させることもできます([なし]の場合)。
    • (オプション) [スタビライザ]モードを有効にして、さまざまなスムーズモード(ロープまたはウィンドウ)を使用し、境界線をスムーズにします。
  3. ページ上で、パスを延長したい方向へのドラッグ操作を行います。

関連項目: