筆圧感知

Affinity Designer 2は、筆圧感知による写実的な描画やペイントが可能なApple Pencilの使用に最適化されています。Apple Pencilがなくても、筆圧は再現できます。

ベクターベースのペン、鉛筆、ブラシツール、ピクセルベースのブラシまたはリタッチツールのいずれを使用する場合でも、Apple Pencilを接続するだけで筆圧感知の入力を利用できます。Apple Pencilが手元にない場合は、指を使った筆圧感知のシミュレーションが可能です。筆圧感知のシミュレーションは、指を動かすスピード(速度)に基づいてします。

いずれの入力からも必要な応答を取得できますが、ブラシの設定で筆圧/速度の設定を微調整できます。

以前に描画した境界線に適用できるカスタム筆圧プロファイルを作成したい場合は、境界線パネルでデザインと適用が行えます。これは、オプションでそのまま保存したり、保存前に変更したりできます。

ペイント中の筆圧感知

この応答はブラシコントローラ(入力タイプ)によって決まります。ペインティング時のブラシ境界線の幅、流量などは、ブラシコントローラによって変化します。以下に入力のタイプを示します。

筆圧感知ペイントは、デフォルトで自動に設定されているブラシコントローラによって制御されます。このコントローラは、入力デバイスの種類を感知し、特定の入力に応じてペイント時のブラシのサイズやフローなどを変更します。

「なし」に設定すると、ブラシは常に固定のサイズ、流量などになります。それ以外の場合は、ブラシ境界線のプロパティは、最小から最大(例: ブラシの全幅)まで変化します。

ジッターオプション

カスタム筆圧プロファイルを作成するには:
  1. 境界線パネルで、表示されている筆圧チャートを使用して以下のいずれかを行います。
    • どちらかの端の 筆圧ポイントを下にドラッグし、プロファイル線の途中までタップしてポイントを追加します。このポイントを上にドラッグすると、チャートの曲率に合わせて境界線が先細りになります。
    • どちらかの端点を下にドラッグし、プロファイル線に沿って繰り返しタップして複数のポイントを追加します。これらのポイントを垂直方向と水平方向に配置して、可変幅の境界線を形成できます。
  2. 境界線の描画を開始します。
筆圧プロファイル
境界線幅を均一に縮小(A)、境界線を線形に先細化(B)、両端で境界線を先細化(C)、および境界線幅を変調(D)。
筆圧プロファイルをリセットするには:

次のいずれかを行います。

プロファイルはデフォルトの状態に戻ります。

筆圧対応のペンの境界線を再現するには:

関連項目: