Affinity Designerでは、各種カラーモデルを使用してさまざまなカラー描写を表現できます。モデル(RGB、CMYK、Lab、グレー)は、新規ドキュメントの作成時に選択できます。
カラー定義についてはインターネット上に詳しい解説があるので、この章では、カラーモデルやそのモデルの色空間の設定方法とカラープロファイルによる色空間の表現方法のみを取り上げます。
デザイン時のカラーの選択に関して、Affinity Designerにはカラーパネルが用意されています。このパネルではデフォルトでHSLカラーホイールが表示されていますが、その他にもRGB、CMYK、HSL、LABのスライダーを使用できます。パネル内のスウォッチセクションでは、プリセットスウォッチを利用して、1回のタップで簡単にカラーを適用できます。
出力が必要になるまでカラーマネジメントに関与したくない場合は、推奨されるデフォルトのカラーフォーマットRGB/8とカラープロファイルsRGB IEC61966-2.1を使用して、新規ドキュメントを作成できます。ただし、本格的な印刷のためには、CMYKカラープロファイルを使用したドキュメント作成が推奨されます。