色空間は、画面またはその他の出力デバイスで使用できるカラーの範囲を規定します。
それぞれの出力デバイス(ディスプレイ、プリンターなど)は、一定の範囲のカラーしか生成できません。色空間とは、色域(使用できるカラーの範囲)を定義するために使用されるカラーモデルを具体的に実装したものです。たとえば、Adobe RGB、sRGB、Apple RGBなどはすべてRGBカラーモデルの固有の色空間です。CMYKおよびLABカラーモデルでもさまざまな色空間を使用できます。
デバイスは、どの色空間を使用すべきかを知るために、割り当てられたカラープロファイルを参照します。色空間は、ドキュメントにカラープロファイルを割り当てることで選択できます。
どの色空間を選択するかは、作業の内容やそこで選択するカラーモデルによって変わってきます。
使用すべき色空間がわからない場合は、RGBカラーモデル使用時であればデフォルトのsRGB IEC61966-2.1プロファイルにしておくとよいでしょう。