レイヤーステート

レイヤーステート、または単にステートを使用すると、複数のレイヤーの可視性とレイヤーエフェクトをすばやく設定できます。

前
後
クエリーの適用前と適用後:それぞれドイツ語版と英語版。

ステートには次の2種類があります。

各タイプのステートに名前を付けることができます。

[ステート]パネルに複数のステートまたはクエリを追加すると、代替マスク、調整、ライブフィルター、さらにはまったく異なるレイヤーコンテンツなど、ドキュメントのさまざまなデザインの選択肢を迅速に比較できます。

ステートとクエリのエントリについて

[ステート]パネルのステートタイプの各エントリは、ドキュメントのレイヤーにどのように影響するかに関するさまざまな情報を提供します。

キャプチャされたステート
キャプチャされたステートの例。

各ステートエントリは以下を表示します。

クエリ
クエリの例に対するステートとレイヤーパネルの例:上記の画像の前後。

各クエリエントリでは、クエリの名前が表示され、選択したレイヤーの可視性を設定するために満たすべきすべての条件が指定されます。利用可能な属性を任意に組み合わせることができます。未選択の属性は無視されます。

シナリオ例

ステートとクエリの応用は、多くのプロフェッショナルな場面で使うことができます。上記の言語コンテンツのプレビューとは別に、もっと多くのものを含めることができます:

影響を受けるレイヤーのスコープを制御する

ステートを追加または更新する際、またはステートまたはクエリを適用する際は、[スコープ]設定を使用して、ドキュメントのレイヤーから取得される情報の範囲や、現在のドキュメントのレイヤーの可視性に影響を与える範囲をそれぞれ指定します。

スコープは、全ドキュメント、[レイヤー]パネルでの現在の選択範囲、または個々のスプレッドです。.afpubなど、特定の種類のドキュメントを編集する場合に便利です。

これにより、ステートを使用して制作物の特定の部分にフォーカスすることができます。たとえば、レイヤーがオレンジのタグカラーを持ち、選択レイヤー内にそれらのレイヤーがネストされている場合のみです。

新しくキャプチャされたステートの追加アイコン ステートを追加するには:
  1. [レイヤー]パネルで、キャプチャするドキュメントのレイヤーの可視性を設定します。
  2. [ステート]パネルで、可視性とレイヤーエフェクトをキャプチャするレイヤーの[スコープ][ドキュメント][スプレッド]、または[選択]に設定します。
  3. (オプション)選択したスコープが次のいずれかの場合:
    • [スプレッド]—(適切なドキュメントタイプを編集している場合)ワークスペースの左下にあるページナビゲーションバーを使用して、スプレッドを移動します。
    • 選択—[レイヤー]パネルで、可視性をキャプチャするレイヤーを選択します。
  4. [新しくキャプチャされたステートの追加]をクリックします。
新しいクエリの追加アイコン クエリを追加するには:
  1. [ステート]パネルで、[クエリを新規追加]を選択します。
  2. クエリのエントリーについて:
    • 条件として含めたい属性(レイヤータグレイヤータイプレイヤー名ロック状態)のみを選択します。
    • 選択した各属性について、レイヤーが一致する必要がある値を指定します。
    • (オプション)クエリの適用時に、一致しないレイヤーの可視性を一致するレイヤーと反対に設定したい場合は、[その他を表示]を選択します。
ステートの適用 ステートを適用するには:
ステートの非表示 ステートの表示 クエリを適用するには:

[ステート]パネルで次を実行します。

  1. 影響を与えたいレイヤーの[スコープ]を選択します。
  2. 適用したいクエリで以下の操作を行います:
    1. (オプション)一致しないレイヤーに影響を与えるかどうかによって、[その他を表示]を選択または選択解除します。
    2. 適用したいクエリ上で[非表示]または[表示]をクリックします。
ステートオプションステートのキャプチャされた可視性/レイヤーエフェクトを適用するかどうかを設定するには:
ステートの更新 ステートを更新するには:
  1. (オプション) [レイヤー]パネルで、更新されたステートに含めるレイヤーを選択します。(ステート追加時にキャプチャされなかったレイヤーは、選択しても無視されます。)
  2. [ステート]パネルで次を実行します。
    1. 更新されたステートに含めるレイヤーの[スコープ]を選択します。
    2. ステートのエントリで[更新]をクリックします。

関連項目: