クリッピングを行うには、あるオブジェクトを別のオブジェクトの内側に配置して、親子のレイヤー関係を作成する必要があります。親オブジェクトのパスが子オブジェクトの新しい境界になります。親オブジェクトのパスの外側にある子オブジェクトの領域はすべて、マスクされます(非表示になります)。
クリッピングの関係では、任意のオブジェクトを親または子にすることができます。そのため、ベクトルオブジェクト、ピクセルレイヤーコンテンツともに、クリッピングされる側のオブジェクトとクリッピングする側のオブジェクトのどちらになることもできます。
親オブジェクトのスケーリング時には、子の(クリッピングされた)オブジェクトも適切な縦横比を維持してスケーリングされます。クリッピングされたオブジェクトをスケーリングしても、親レイヤーには影響しません。クリッピングされたオブジェクトは、親オブジェクトとは個別に編集できます(カラー、不透明度、ブレンドモードの調整など)。
クリッピングされたオブジェクトは、レイヤーパネル上のクリッピングオブジェクトの中にネストされ、クリッピングオブジェクトの子になります。
これで、クリッピングされたオブジェクトを必要に応じて移動したり編集したりできるようになります。