レイヤークリッピング

クリッピングを行うには、あるレイヤーまたはオブジェクトを別のレイヤーの内側に配置して、レイヤー間に親子の関係を作成する必要があります。親のパスが子の新しい境界になります。親のパスの外側にある子レイヤー(オブジェクト)の領域はすべて、マスクされます(非表示になります)。

前
後
魚のベクトルアウトライン内でクリッピングされたピクセルブラシ境界線。
レイヤーパネルでのクリッピング
白いブラシ境界線レイヤーが魚のアウトラインレイヤー(上)にドラッグされている状態を示すレイヤーパネル。

クリッピングは、調整、フィルター、またはマスクの対象を1つのレイヤーまたはレイヤーグループに限定するためにも使用できます。

クリッピングについて

クリッピングの関係では、任意のレイヤーを親または子にすることができます。そのため、ピクセルレイヤーとベクトルレイヤーはどちらも、クリッピング対象またはクリッピング側のどちらかになります。

親レイヤーのスケーリング時には、(クリッピングされた)子レイヤーも適切な縦横比を維持してスケーリングされます。クリッピングされたレイヤーをスケーリングしても、親レイヤーには影響しません。クリッピングされたレイヤーは、親レイヤーとは個別に編集できます(不透明度やブレンドモードの調整など)。

レイヤーをクリッピングするには:
  1. ページ上で、クリッピングされるレイヤーを、クリッピングを実行するレイヤー(またはオブジェクト)とオーバーラップするように配置します。
  2. クリッピングされるレイヤーを選択した状態で、次のいずれかを行います。
    • [レイヤー]パネルで、クリッピングされるレイヤーをクリッピング実行側レイヤーの上にドラッグします。レイヤーをターゲットとする青色のハイライトが表示されます。
    • [配置]メニューから、[内側に移動]を選択します。これにより、オブジェクトが[レイヤー]パネルの上のオブジェクト内に移動します。

レイヤーパネルでは、クリッピングされたレイヤーがクリッピングレイヤー内にネストされます。クリッピングされたレイヤーは、クリッピングレイヤーの子になります。

クリッピングを削除(クリッピング解除)するには:

次のいずれかを行います。

子レイヤーの内容を拡大縮小せずに、レイヤーのサイズを変更する:

関連項目: