プロシージャルテクスチャ

フィルターの使用

フィルターには、効果的に使用する上で理解しておくべきいくつかの重要な構成要素があります。

• 数式行
  • 数式行エントリには、目的の結果を得るための式および関数を入力します。別々のチャンネルを対象とする場合、通常は複数行エントリが使用されます。すべてのチャンネルを同時に対象とする場合、1つのエントリだけが必要です。
• チャンネルターゲット
  • 新しい式の行を作成すると、赤のチャンネル(R)が対象となります。つまり赤のチャンネルデータのみが式の結果による影響を受けることを意味します。さらにR、G、B、およびAのチャンネルラベルをクリックして、これらを式に追加または削除できます。チャンネルターゲティングは、式から目的の結果を得るための重要な要素となります。
  • すべてのカラーデータを累積的に対象とするには、RGBを有効にしますが、Aは有効にしません。A。
  • アルファチャンネルデータのみを対象とするには、R、G、Bを無効にして、Aを有効にします。
• 変数
  • 関数の結果は、式全体を整理して読みやすさを高めるために変数に割り当てることができます。構文は次の規約に従います。var varname=function();
  • 変数は必要な数だけ定義でき、セミコロンで区切ります(;)。
  • 例: var v=vec2(rx, ry); var clr=vec3(R,G,B);
  • 上記では2つの変数が作成されます。1つは相対的なXおよびYキャンバスの位置から作成されたベクトル(v)、もう1つはRGBカラーデータから作成されたベクトル(clr)です。変数vとclrは、後続の1つまたは複数の関数で使用できます。
• 関数
  • 関数はすべてを包括し、最終的な結果を得るために使用されます。
  • 使用可能な関数のすべてのリストについては、以下の大きい表を参照してください。関数には、数学計算、ベクトル作成、補間器、オシレータ、ノイズ発生装置などがあります。
  • 構文は次の一般的な規約に従います。function(input, parameter)(場合によっては複数の入力およびパラメータがあります)。
  • 例: scurveinterp(T a, T b, T t)は、以下として使用できます。 scurveinterp(R, B, 0.5)。これは赤と青のチャンネルデータを50%のバランス/混合で補間します(バランスは0と1の間の値であるため)。
• カッコ
  • カッコは従来の数学で見られるのとまったく同じようにグループ化に使用されます。
  • たとえば、次の式の行があるとします: R/(a*2)
  • a*2をカッコに入れることで、Rを割り算する前に評価されます。
  • もう少し複雑な例を示します: var v2=vec2(rx/w/2, ry/h/(b*2)); dir(v2*(a*2))*(c*2) (カッコが太字で強調表示されています)
  • この例では、変数bに2を乗算しますが、これが先に評価された後で、最終的な ry/h/(b*2) の計算の一部になります。式がカッコで囲まれていない場合、異なった結果となります。
• カスタム入力
  • カスタム入力は、式へのアクセスしやすさを高め、パラメータをすばやく変更できます。
  • 必要なカスタム入力のタイプに応じていくつかの入力ボタンがあります(上のカスタム入力リストを参照してください)。
  • カスタム入力は、式で使用するために変数に割り当てられます。新しいカスタム入力を追加すると、単純な変数名が提供されます。例: a,b,c
  • これらの入力変数はどんな名前でもかまいませんが、設定済みの関数名や永続的な変数と競合しないようにしてください(例: wは幅、Rは赤のチャンネル、vec2はベクトル作成関数に使用されます)。変数が競合した場合、変数を参照できなくなります。
  • これらを使用するには、関数内で参照します。例: perlin(rx, ry, a, b)の計算の一部になります—ここで、aはオクターブを制御し、bは永続性を制御します。