被写界深度ぼかしフィルタ

被写界深度ぼかしフィルターは、フィールドの最大深度や、ティルトシフトなどのミニチュア化エフェクトの再現に使用できるぼかしグラデーションを適用します。

前
後
チルトシフトモードを使用したミニチュアモデルエフェクトの生成

被写界深度ぼかしフィルターについて

このフィルターは、元のデータを破壊しないライブフィルターとして適用できます。[レイヤー]メニューの[新規ライブフィルターレイヤー]カテゴリからアクセスできます。

モード

設定

フィルターダイアログで調整できる設定は、次のとおりです。

適用されるぼかしグラデーションの変更

グラデーションの端点により、焦点の合ったシャープな領域からぼかされる領域への変化部分の位置と程度が決まります。

被写界深度ぼかし

(A)焦点原点、(B)内側のライン、(C)外側のライン、(D)変化領域

焦点原点(A)は、画像の焦点が完全に維持される中心点を決定します。端点をドラッグすると焦点原点が再配置されます。

内側のライン(B)は、焦点の合っている領域の幅を定義します。ティルトシフトモードの場合、これらのラインは、各端点を順にドラッグして個別に設定したり、を押しながら一方の端点をドラッグして対称になるように設定したりできます。楕円形モードでは、内側ラインと外側ラインの形状が必ず一致するので、幅のみを指定できます。

外側のライン(C)は、ぼかし変化の端点を定義します。ティルトシフトモードの場合、これらのラインは、各端点を順にドラッグして個別に設定したり、を押しながら一方の端点をドラッグして対称になるように設定したりできます。楕円形モードでは、常に端点をペアで設定します。

内側と外側のラインの間にある変化領域(D)は、ぼかしが徐々に強くなっていく部分です。ラインが広いほど、変化が緩やかになります。ラインの外側の領域には、[半径]スライダーによって設定されている全量でフィルターが適用されます。

フィルターの角度は、端点を斜めにドラッグすることで変更できます。適切な角度を設定した後、を押したままにすると、その角度が一時的にロックされ、調整の幅をさらに調整できるようになります。

関連項目: