ハイフネーションは自動ハイフネーションを使用することによって自動的に実現できます。この機能は、ひどく不揃いであったり単語間のスペースが広すぎたりする行を認識して補正することで、フレームテキストがさらにフィットして整ったものになります。また、フレームテキストのハイフネーション箇所に独自のハイフンを手動で取り入れることができます。
言語固有のハイフネーション辞書に定義されているように、単語にはハイフネーションが行われるハイフネーション箇所が事前定義されています。ハイフネーション箇所には重み付けされた値が関連付けられています。たとえば、yellowという単語の中間にある(「yel-low」という単語を生成するための)ハイフネーション箇所はスコア値が1で(つまりyel1low)、「acc-ommo-date」の場合の値はacc2ommo5dateとなります。[最小スコア]値を大きい値(3など)にすると、ハイフネーションが起こりにくくなります。
Affinity Publisherでは、非常に短い単語が分割されたり、前後の文字が少なくなりすぎたりしないようにすることもできます。
ハイフネーションゾーンを適用できます。これは、テキストがどの程度不揃いになるか、あるいはどの程度文字がゆったりしているかに影響を及ぼします。ハイフネーション箇所がこれらのハイフネーションゾーン内に該当した場合、ハイフネーション箇所は無視されます。したがって、ゾーンを広く設定するほどハイフネーションが発生しにくくなります。ゾーンはフレームテキストの右インデントから逆方向に測定され、整列や両端揃えは無視されます。
様々な状況に適用できるいくつかの種類のハイフネーションゾーンがあり、これらは組み合わせて機能します。これらのゾーンを非常に大きい数(例: 100cmなど)に設定することによって、これらの状況でのハイフネーションを防ぐことができます。あるいはハイフネーションがなければテキストがひどく不揃いになったり文字がゆったりしすぎたりする場合に小さい数を設定してハイフネーションを使用できるようにすることができます。
また、自動ハイフネーションが有効かどうかに関係なく、ハイフンを特定の単語に挿入することもできます。使用している単語が間違った場所で区切られて改行されることがあります。単語に挿入されたハイフネーション箇所によって、単語は常にそのハイフネーション箇所で区切られるようになります(ハイフンは自動的に表示されます)。
ハイフネーションが上手くいくかどうかは次のことにかかっています。
デフォルトでは、現在設定されているスペル言語がハイフネーション使用されます。
ハイフンを削除するには、ハイフンを選択して を押します。