Affinityを使用すると、書き出されたPDFファイルを、スクリーンリーダーなどの支援技術を使用するユーザーがアクセスできるようにすることができます。この機能により、画像のテキストや説明を論理的な順序で表示することができます。
Affinityドキュメント内のオブジェクトにはaltテキスト(代替)のタグを付けることができ、支援技術で出版物の読者にオブジェクトを説明できるようになります。
独自のaltテキストを提供するか、配置した画像のXMPメタデータを使うことができます。例えば、画像の提供者がタイトルや説明を埋め込んでいる場合があります。
メインコンテンツの一部ではないオブジェクトを装飾としてマークして、スクリーンリーダーに説明を表示しないようにできます。
PDF に書き出す際に、文書内の修飾されたコンテンツを読者に表示する順序を指定できます。
以下のタイプのオブジェクトのエントリは、自動的に読む順に含まれます:
最初は、読み取り順序はページ上のオブジェクトの位置(上から下、オブジェクトの垂直位置が同じ場合は左から右)に基づいています。
決定された読み順は望ましくない場合があります。リストアップされた項目を必要な順番にドラッグして変更できます。
オブジェクトを記事別にグループ化して、読む順の管理に役立てることができます。記事の名前を変更することは可能ですが、その名前はAffinityで補助的に使用されるだけで、エクスポートされたPDFに記事名が引き継がれることはありません。
任意の項目を読む順番から除外することができます。読む順のリストには残りますが、その横に除外を示すバツ印が付けられ、気が変わった場合には再び含められます。
段落スタイルに書き出しタグを割り当てることで、各テキスト片の相対的な重要性を支援技術に示すことができます。
各段落スタイルは、見出し(レベル6まで)または段落に対応するものとして示すことができます。
読む順パネルで:
読む順パネルで:
読む順パネルで:
記事内の項目は、リスト内を上下にドラッグすることで並び替えることができます。
項目を記事から削除するには、記事の外側のリストの位置にドラッグするか、記事を削除してその内容をリストのトップレベルに移動します。
書き出しダイアログで: