書籍パネルについて
[書籍] パネルから、次の操作を行うことができます。
- 書籍の作成、ドキュメントを章として書籍に追加。
- 章の順序の指定。
- 全ての章のページ番号（ページネーション）の検討と編集。
- マスターページ、テキストスタイル、ドキュメントパレット、およびテーブルフォーマットを、指定された元の章のスタイルから他の章に同期。
- 編集用に章のドキュメントを開く。
- すべての章のファイルとプリフライトのステータスを確認。
- 選択した章または書籍全体のパッケージング/印刷/エクスポート。PDFへのエクスポートで、例えば、ファイル1つが作成されます。
章のエントリについて
パネルには、書籍の章ごとに左から右へ、次の情報が表示されます。
- 章の名前—そのチャプターに対応するドキュメントの名称。
- ページ範囲—その章の最初のページから最後のページまでのページ番号。
- 章ファイルのステータス—章ファイルの次のいずれかのステータスを示すアイコン。
編集のために開いている—現在、編集用にファイルを開いています。
ロック—ファイルが他のアプリケーションで開かれているか、読み取り専用としてマークされている可能性があります。
見つからないかアクセス不能—例えば、ファイルが移動または削除されたか、または現在利用できない場所に保存されている可能性があります。
期限切れ—最後に書籍パネルで開いてから、タイムスタンプが変更されています(直接開いた場合など)。
制限付き—例えば、ファイルが印刷やエクスポートができないサンプル文書である場合。
OK—現在、他のどのステータスも、ファイルに適用されていません。
- プリフライトステータス—章がプリフライトチェックに合格(緑)、チェック未実行(グレー)、警告(黄)、エラー(赤)であることを示すアイコン。
キーアイコンは、章の名前の左側に表示され、それがチャプター間でスタイルとマスターページを同期させるための元の章のスタイルであることを示します。[元の章のスタイル]は、デフォルトでは書籍の最初の章ですが、[パネル環境設定]メニューから希望の章に設定することができます。
設定
パネルでは、次のアイテムを使用できます。
- 書籍—複数の書籍が開いている場合は、ポップアップメニューから編集する書籍を選択します。
章を追加—書籍に追加するドキュメントを1つまたは複数選択することができるダイアログが開きます。
章を削除—選択した章を書籍から削除します。
章を同期—元の章のスタイルのデータを選択した章に同期させます。- 番号を更新—[ページ番号]、[リスト番号]、[メモ番号]、または[すべての番号]を更新し、章をまたいだ連続性を確保します。
[パネル環境設定]メニューから次のオプションを使用できます。
- 新しい書籍—まだ保存されていない、新しい空白の書籍を作成します。
- 書籍を開く—既存の.afbookファイルを閲覧したり開くことができます。
- 書籍を保存—選択した書籍(章リストとその順序)を.afbookファイルとして保存します。(変更された章は個別に保存する必要があります。)
- 名前を付けて書籍を保存—選択した書籍の状態を新規ファイルに保存し、今後の保存先とします。
- 書籍を閉じる—選択した書籍に変更がある場合は、変更内容を保存するかどうかを尋ね、書籍を閉じます。
- 章を追加—ダイアログが開き、書籍に追加するドキュメントを1つまたは複数選択することができます。(ドキュメントが追加されると、そのファイルが変更されます。詳細については、「書籍の作成」をご覧ください。)
- 章を開く—選択した章を開いて編集できます。
- 章を削除—選択した章を書籍から削除します。
- 章を置換—章を選択した状態で、そのドキュメントを別のドキュメントに置き換えることができます。
- 元の章のスタイルを設定を設定—章を選択した状態で、それを同期操作のスタイルソースとして設定します。
- 同期—元の章のスタイルのデータを選択した章に同期させます。
- 同期設定—元の章のスタイルから同期させるデータを選択します：スウォッチ、テキストスタイル、表フォーマット、マスターページのいずれかまたはすべて。
- 開いた章を保存—変更内容が未保存で、開いているすべての章を保存します。
- 開いた章を閉じる—開いているすべての章を閉じます。保存されていない変更がある場合は、閉じる前に保存するかどうかを尋ねられます。
- ページ番号オプション—選択した章のページ番号を、前のチャプターから継続するか、特定の番号から開始するかを設定します。
- 番号を更新—書籍全体のページ、リスト、または文末脚注、あるいは3つすべての番号付けを更新し、章をまたいだ連続性を確保します。
- スコープ—選択した章について、ページ番号、リスト番号、ノート番号またはすべての番号の更新を選択します。
- 出力前に番号を更新—チェックを入れると、エクスポートまたは印刷時にページ番号、リスト番号、ノート番号が自動的に更新されます。チェックをオフにすると、スコープオプションを選択して、数値を手動で更新する必要があります。
- ページ番号を自動更新—チェックを入れると、たとえば章やページが追加または削除された場合、書籍のページ番号を自動更新します。チェックをオフにすると、ページ番号は必要に応じて手動で更新できます。
- 文末脚注—選択したテキストフレームで書籍の終わりにある文末脚注の本文を管理します。
- 文末脚注を挿入—すべての章から関連する文末脚注の本文をテキストの挿入位置に順番に挿入します。
- 文末脚注を更新—統合された文末脚注の本文を含む挿入ポイントまたは選択範囲を使用して、それぞれの章から本文を更新します。
- 出力前に文末脚注を更新—チェックを入れると、エクスポートまたは印刷の前に文末脚注の本文が自動更新されます。チェックをオフにすると、文末脚注の本文は必要に応じて手動で更新できます。
- 相互参照—選択した書籍にあるすべての章の相互参照を更新して、正しい値を表示します。
- 相互参照を更新—相互参照をすぐに更新します。
- 出力前に相互参照を更新—選択すると、Affinityは書籍の相互参照を印刷時またはエクスポート時に更新します。選択されていない場合、相互参照は自動的に更新されないため、誤った値が含まれる可能性があります。
- 浮遊ページ—見開きページでの迷子ページの扱いを管理します。次の動作からいずれかを選択します。
- 可能な場合は結合—チェックを入れると、隣接する章がそれぞれ末尾ページと先頭ページで終わる場合、それらのページは見開きページで出力されます。チェックをオフにすると、ページは個別に保持されます。[パッド]の設定に応じて、1ページまたは見開きページになる場合があります。
- パッド—これを選択した場合(そして[可能な場合は結合]が適用されない場合)、書籍の最初または最後にない章の先頭および末尾ページの反対側の出力に空白ページが追加され、全体で見開きページを維持することができます。選択しない場合(そして[可能な場合は結合]が適用されない場合)、見開き1ページでの出力が可能です。
- プリフライト—選択された章のドキュメント、または、何も選択されていない場合は、すべての章のドキュメントに対してプリフライトチェックを実行し、それに応じてプリフライトステータスアイコンを更新します。
- エクスポート—[エクスポート]ダイアログを表示して、現在の書籍または選択した章をPDF等のフォーマットで出力します。
- 印刷—[印刷]ダイアログを表示して、現在の書籍または選択した章をハードコピーで出力します。
- Finderで表示—章を選択すると、対応するファイルが選択された状態でFinderウィンドウが開きます。
- エクスプローラーで表示—章を選択すると、対応するファイルが選択されたエクスプローラーウィンドウが開きます。