大文字変換は、[テキスト]>[大文字に変更]メニューで使用できます。
動的な変換
メニューにある最初のグループの項目は動的に適用されます。つまり、文字は入力時に使用された大文字表記でドキュメントに保存され、Affinity Publisherはその場で表示方法を変更します。
- [なし]—次の2つの変換のうち、選択範囲ですでに適用されているものを削除します。
- [スモールキャップス]—適用されるOpenTypeフォントにスモールキャップスのグリフが含まれている場合、各文字はそれを使用して表示されます。含まれていない場合は、大文字のグリフが適切な高さに縮小されます。
- [すべて大文字]—すべての文字は大文字のグリフとして表示されます。
永続的な変換
2番目のグループの項目は、選択された単語がドキュメントに保存される方法を永続的に変更します。
- [小文字にする]—選択範囲のすべての文字が小文字のグリフに変換されます。
- [大文字にする]—選択範囲のすべての文字が大文字のグリフに変換されます。
- [大文字と小文字の設定を切り替える]—選択範囲の大文字は小文字に、小文字は大文字に変換されます。
- [タイトルケース]—各単語の頭文字は、その単語がタイトル例外であるか、その文字のいずれかがすでに大文字でない限り、大文字に変換されます。詳細については下記をご覧ください。
- [センテンスケース]—最初の単語と固有名詞を除く各単語の頭文字は小文字に変換されます。
タイトル例外
Affinity Publisherの環境設定で[タイトル例外]を選択します。このリストには、短い前置詞、接続詞、冠詞のほか、タイトルケース変換が適用されたときに変更したくないその他の単語が含まれています。
ポップアップメニューを使用して、Affinity Publisherでサポートされている言語ごとに異なるタイトル例外を設定します。タイトルケース変換の適用時に使用されるリストは、[文字]パネルの[言語]セクションにある[スペル設定]の設定で示されるテキストの言語設定によって異なります。
タイトルケース変換について
タイトルケース変換が適用されると、選択されたテキストの単語は次の(順に従って)影響を受けます。
- 大文字を含む単語は、固有名詞、科学用語または技術用語、あるいは頭字語と見なされます。このような大文字や小文字は変更されません1。
- 指定された言語のタイトル例外ではない単語の頭文字は大文字に変換されます。
- タイトル例外の単語が文または段落2の最初に来る場合、その単語の頭文字は大文字に変換されます。
- タイトル例外の単語が文または段落の最初に来ない場合、その単語はすべて小文字になります。
1頭文字以外が大文字になっている単語は、タイトルケース変換の1回目の適用では影響を受けません。変換を2回適用すると、頭文字が大文字になり、他のすべての文字が小文字になります。
2 選択されたテキストに複数の文が含まれている場合、最初の単語に関する規則は、改行、段落区切り、または適切な句読点の後に表示される各単語に適用されます。