マスターページを利用すると、複数のページに表示したいページ要素を柔軟なやり方で格納できます。シェイプやページ番号付けだけでなく、ロゴ、背景、ピクチャフレーム、テキストフレームなどもページ要素として扱うことができます。
通常、マスターページは複数のページで共有されます。デザイン要素をマスターページに配置し、そのマスターページが複数のページで使われるように設定すれば、配置した要素がすべてのページに組み込まれます。言うまでもなく、個々のページにはそのページ固有の独立した「前景」要素を含めることができます。マスターページの要素を編集すると関連するすべてのページが更新され、新しいマスターページデザインが反映されます。
マスターページは、どのような印刷物でも使用できますが、チラシやビラのような簡単な印刷物ではマスターページが必要になることはないでしょう。使用するにしても高々1ページで済みます。新規のドキュメントを作成すると、マスターページが1つ作成され、最初の印刷ページにリンクされます。
印刷ページと同様、マスターページは単独ページでも両面印刷スプレッドでもかまいません。対応する印刷ページまたはスプレッドに割り当てることができます。