OpenColorIOとの統合
OpenColorIO設定(詳細についてはOpenColorIOを参照)使うと、有効なカラースペースアフィクスを持つOpenEXRドキュメント(filename_acescg.exrなど)は、インポート時にそのカラースエペースからscene_linearに変換されます。
その他の設定
その他のOpenEXRオプションは、[設定]メニューの[カラー]オプションで使用できます。
- [OpenEXRアルファチャンネルの関連付け]—このオプションを有効にすると、アルファチャンネル情報が、対応するRGBピクセルレイヤーのアルファチャンネルに結合されます。デフォルト(無効)では、インポートされたアルファチャンネルは.Aアフィクス付きの独立したレイヤーとして追加されます。
- [アルファでEXRカラーを分割後]—このオプションを有効にすると、カラーチャンネルがアルファチャンネルで分割されます。
- [ゼロEXRアルファを撹乱]—このオプションを有効にすると、[アルファでEXRカラーを分割後]オプションが有効な場合に、カラーチャンネル情報による後分割が実現できるようにゼロアルファ情報が変更されます。デフォルト(無効)では、ゼロアルファ情報は変更されません。
マルチチャンネルインポート/書き出し
Photoは、マルチチャネルOpenEXRドキュメントのインポートと書き出しの両方をサポートしています。
マルチチャネルのインポート:
- 各チャネルは、個別のレイヤーとしてレイヤーパネルにインポートされます。
- レイヤーごとに接辞(.RGBA、.XYZなど)が保持されます。
- レイヤーは、個別に非表示/表示を切り替えたり、編集することができます。
マルチチャネルの書き出し:
- チャネル接辞(.RGBAなど)がある各レイヤーが、個別のチャネルに書き出されます。
- レイヤーは、そのときの状態が非表示であるか表示されているかに関係なく、すべてチャネルに書き出されます。
- マルチチャネルのOpenEXRとして書き出すには、正しいプリセットを選択するか、OpenEXR書き出しダイアログでマルチチャネル設定が有効化されている必要があります。詳細については下記をご覧ください。
マルチチャネルOpenEXRドキュメントを書き出すには:
- [ドキュメント]メニューから、[書き出し]を選択します。
- 書き出し形式としてEXRを選択します。
- [プリセット]ドロップダウンから、[OpenEXR 32-bitリニア(レイヤー付き)]を選択します。
- (省略可能)その他の設定を設定します。
- [圧縮]—ファイルのサイズを減らすために使用する圧縮形式を指定します。圧縮は、完全に無効にすることもできます。
- [画像のピクセル数]—画像チャネル(RGBAなど)を16ビット(半精度)でエンコードするか、32ビット(単精度)でエンコードするかを選択します。
- [空間ピクセル数]—空間チャネル(XYZなど)を16ビット(半精度)でエンコードするか、32ビット(単精度)でエンコードするかを選択します。
- [その他のピクセル数]—その他の/未確認のチャネルを16ビット(半精度)でエンコードするか、32ビット(単精度)でエンコードするかを選択します。
- [名前に基づく色空間]—書き出し時に指定された色空間名に変換します(例: ファイル名_aces.exr)。有効なOpenColorIO設定が必要です。
- [マルチチャンネル]—マルチチャネル(レイヤーを含む)の書き出しを有効にします。
- [不明なチャンネルを含める]—タイプを確認できないチャネルも、単一の輝度ベースのチャネルとして書き出します。
- [書き出し]を選択して、ドキュメントを指定のファイル名でディレクトリに書き出します。