正距円筒図法

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:マッピングされていない正距円筒画像(360x180)。 :投影された画像。

Affinity Photo 2では、正距円筒画像(通常は360x180パノラマ)をライブ投影にマッピングして投影中に編集することができます。この機能により、詳細なレタッチ、ブラシ操作およびマスキングの即時フィードバックが可能になります。これらはいずれも、マッピングされていない正距円筒画像では困難な操作です。

ライブ投影で正距円筒画像を編集するには:
  1. 正距円筒画像レイヤーが選択されている状態で、[レイヤー]メニューから[ライブ投影]>[正距円筒図法]を選択します。
  2. すると、画像レイヤーはライブ投影の状態になり、ライブ投影を編集ツールが自動的に選択されます。
  3. ライブ投影を編集ツールを使用して、画像に対する視点を移動させながら編集したい領域を決定します。
  4. 適切なツールを使用して編集を行います。
ライブ投影で画像のパン操作を行うには:
  1. ライブ投影でのパン操作時に別のツールを選択すると、ライブ投影を編集ツールを一時的に離れることになります。
  2. 再び画像のパン操作を実行するには、次のいずれかを行います。
    • 移動ツールを選択したうえで、コンテキストツールバーからライブ投影を編集ツールを選択します。
    • [レイヤー]メニューから[ライブ投影]>[ライブ投影の編集]を選択します(このオプションのキーボードショートカットを使用することもできます)。
ライブ投影ビューでレイヤーをさらに追加するには:
  1. ライブ投影ビューでは、投影画像に新規レイヤー上のテキスト、画像、ブラシ処理などのコンテンツを追加できます。
  2. 新規レイヤーコンテンツを追加します。たとえば、底面(軸の最下部)に著作権表示のテキストを追加することができます。
  3. [移動]ツールを使用して、レイヤーの位置決めと回転を行います。[パースペクティブ]ツールを使用してパースペクティブのマッチングを行うこともできます。
  4. 新規レイヤーが選択されている状態で、[レイヤー]メニューから[下のレイヤーと結合]を選択します。レイヤーは、主となる正距円筒画像レイヤー内に結合され、ラスタライズされます。
  5. コンテンツの結合が済むと、移動ツールを選択したうえでコンテキストツールバーからライブ投影を編集ツールを選択することで、ライブ投影のパン操作が可能になります。
画像の傾きを補正するには:
  1. ライブ投影ビューでは、コンテキストツールバーに[傾き補正]が表示されます。
  2. 正距円筒画像の水平方向の傾きを補正するには、[傾き補正]の値ボックスをクリックしてドラッグするか、クリックして新しい角度の値を入力します。
マッピングされていない画像の中心点を変更するには:
  1. ライブ投影ビューでは、コンテキストツールバーに[中央座標系]が表示されます。
  2. マッピングされていない画像の中心点を変更するには、ビューをパンして新しいビューポイントを選択します。[中央座標系]をクリックし、[レイヤー]メニューから[ライブ投影]>[投影を削除]を選択します。マッピングされていない画像の中心点が変更されました。
ライブ投影を終了して画像を正距円筒マッピングに戻すには:
  1. 画像レイヤーは、元の正距円筒マッピングに戻すことで、書き出しや共有を行うことができます(一部の画像ホストでは、360度の画像投影がサポートされています)。また、必要に応じてJavascript/WebGLベースのビューアを自分のWebページ上で実装することもできます。
  2. ライブ投影をクリアするには、画像レイヤーを選択し、[レイヤー]メニューから[ライブ投影]>[投影を削除]を選択します。

ライブ投影ビューでの編集
インペインティングブラシを使用した底面(軸の最下部)の三脚の削除。
前
後
:正距円筒画像。 :ライブ投影を使用して360度画像の特定の領域からシーンを作成。