パッチは、好ましくないピクセル領域を、もっと適切な画像の別の部分または別のドキュメントをソースとするピクセルから成るパッチ(描画済みのフリーハンド選択領域)で置き換えるレタッチ技法です。
パッチは、修復と同様に、サンプルピクセルのテクスチャ、色調、および透明性をターゲットピクセルに適用することによって、ターゲットピクセルをサンプルピクセルとブレンドします。効果的な結果を得るには、ソース領域とターゲット領域の色をゆっくりと変化させて、ターゲットの周囲に溶け込むシームレスな境界を作成する必要があります。
色の劇的な変化により、ターゲットに不要な色味が生じる可能性のあるシャープなエッジをソースに含めないように注意してください。
パッチを行うときに、コンテキストツールバーには、ソースのテクスチャのみをターゲットに適用するオプションと、ターゲットとソースのピクセルがブレンドされるように透明度のレベルを適用するオプションがあります。
選択範囲は、次のいずれかとして機能します。
[グローバルソースの設定]を使用すると、開いているドキュメントの1つでソースを定義し、サンプルしたピクセルを別の開いているドキュメントにペイントすることができます。
ソースを定義すると、レイヤー選択ポップアップメニューから[グローバルソース]オプションを使用できるようになります。このソースは、新しいソースを定義しない限り、元のグローバルソースドキュメントを閉じても引き続き利用できます。