消去

Affinity Designer 2では、消去ブラシツールブラシパネル、ツールのコンテキストバーの組み合わせを使用して、ピクセルレイヤーまたはベクターレイヤーの領域を消去できます。通常は、それまで不要だったピクセルブラシ境界線をピクセルレイヤー上で消去することになります。

消去ブラシの例
消去ブラシツールの使用

ピクセルレイヤー上での消去

ピクセルレイヤーで作業している場合は、消去ブラシツールを使用して、レイヤー上の不要なピクセルを直接消去できます。

消去ブラシツール ピクセルレイヤー上で消去するには:
  1. レイヤーパネルで、ピクセルレイヤーを選択します。
  2. ピクセルペルソナから、[消去ブラシ]ツールを選択します。
  3. 必要に応じて、コンテキストツールバーと垂直スライダーの設定を調整します。
  4. ページ上で、ブラシ境界線を延長したい方向にドラッグします。
自動消去ツール 自動消去ツールを使用するには:
  1. [レイヤー]パネルで、ピクセルレイヤーを選択します。
  2. [自動塗りつぶし]ツールを選択し、[モード][消去]に変更します。
  3. 垂直スライダーで[許容量]設定を調整し、ピクセルに対する自動消去の度合いを制御します。実験的な使用によって結果的に手間を削減できます。
  4. 画像をタップして、ターゲットピクセルを選択します。

ベクトルレイヤー上での消去

ベクトルレイヤー上にはピクセルが存在しないので、代わりにピクセルマスクがベクトルレイヤー上に作成および適用されます。ピクセルブラシでマスクに直接ペイントすることで、下位のベクトルレイヤー上で表示/非表示にできるものを決定することができます。

消去ブラシツール ベクターレイヤー上で消去するには:
  1. [レイヤー]パネルで、ベクターレイヤー、またはそこに含まれているグループやオブジェクトを選択します。
  2. ピクセルペルソナから、[消去ブラシ]ツールを選択します。
  3. 消去の対象となるベクトルレイヤーコンテンツ上でペイントを行います。

レイヤー、グループまたはオブジェクトにベクトルマスクサムネイルが表示されます。これが選択状態のままになっている間は、消去を続行できます。デザイナーペルソナに戻り、近くにあるベクトルサムネイルを選択すると、ベクトルレイヤー、またはグループやオブジェクトを再び編集できます。

関連項目: