ドキュメントとキャンバスのサイズ変更

Affinity Designerでは、ドキュメントやキャンバスのサイズを変更できます。ドキュメントでは、ページ上のオブジェクトを新しいドキュメントサイズに応じて拡大縮小できます。キャンバスでは、サイズ変更時にアンカー方法の選択によってキャンバスのみを拡大または縮小できます(オブジェクトのサイズは変更されません)。

ドキュメントのサイズ変更

ドキュメントのサイズを変更すると、ドキュメントの幅および高さの変更に合わせてオブジェクトの寸法が拡大/縮小されます。ドキュメントのサイズ変更時には、リサンプリング方法を選択できます。これは拡大縮小されるオブジェクトの画質に影響します。

前
後
ドキュメントのサイズ変更

キャンバスのサイズ変更

キャンバスのサイズ変更では、キャンバスがページから独立しており、設定可能なアンカーポイント(上下中央-中心など)に従ってサイズを変更できます。オブジェクトの拡大縮小は行われないので、リサンプリングは不要です。これは、デザインのサイズが当初より大きくなりそうなために作業領域を拡大する場合に便利です。

前
後
キャンバスのサイズ変更(アンカーポイントが「上下中央-中心」の場合)。
ドキュメントサイズを変更するには:
  1. [ドキュメント]メニューから、[サイズ変更]を選択します。
  2. コンテキストツールバーで、[サイズ変更]を選択して「ドキュメント」に設定します。
  3. (省略可能)測定単位を変更する場合は、[単位]セレクターで別の測定単位を選択します。
  4. 幅 高さ [幅]または[高さ]スライダーを使用してドキュメントの寸法を調整します(どちらを調整しても、ドキュメントの元の縦横比が維持されます)。幅と高さを個別に変更するには、スライダーを使用する前に、コンテキストツールバーでロックアイコンを無効(ロックを解除)にします。
  5. DPI (オプション) [DPI]を変更して、ドキュメント印刷時の1インチあたりのプリントピクセル(ドット)数を制御します。本格的なプリントでは、大きな値を設定します(例: 300dpi)。
  6. ポップアップメニューからリサンプル方法を選択します。
  7. チェックボックスをタップしてサイズ変更を行います。
キャンバスサイズを変更するには:
  1. ドキュメントサイズの場合と同じ手順に従いますが、[サイズ変更]オプションは「キャンバス」に設定します。
  2. アンカーポイントを選択します。ドキュメントの「下」にあるキャンバスのサイズ変更は、このアンカーポイントに基づいて行われます。
  3. (省略可能)測定単位を変更する場合は、[単位]メニューで別の測定単位を選択します。
  4. チェックボックスをタップしてサイズ変更を行います。
キャンバス外の不要な領域を削除するには:
オブジェクトのサイズに合わせてキャンバスを拡大するには:
透明なキャンバスに切り替えるには:

関連項目: