シンボルは、ドキュメント内に繰り返し配置できるインテリジェントオブジェクトです。ページ上のこのようなシンボルを編集すると、そのシンボルのすべてのインスタンスが自動的に即座に更新されます。
シンボルは作業を大きく効率化する機能です。ロゴ、ブランド、ボタンなど、変更する可能性のある反復的なデザイン要素の処理に適しています。同じ要素を何回も編集するのではなく、シンボルを1回編集するだけでそのシンボルのすべてのインスタンスが自動的に更新されます。シンボルが複数のアートボードに含まれる場合も同様です。他とは独立して任意のシンボルのインスタンスを編集するオプションもあります。
調整とベクトルワープは、描画オブジェクトと同様にシンボル化できます。前者は、シンボル化されたオブジェクトに適用される場合、または独立した調整レイヤーから直接作成される場合です。
1つのシンボルのインスタンスを複数作成すると、自動的にシンボルリンクが作成されます。このリンクはシンボルの機能の基本となり、これによって、デフォルトでは、シンボルへの変更がすべてのインスタンスに反映されます。
同期によってすべてのシンボルが編集されます。非同期にすると、再び同期を有効にするまで、それ以降のすべての編集が現在のオブジェクトに限定され、他のシンボルインスタンスには反映されなくなります。
シンボルである必要がなくなったシンボルインスタンスは、同期に影響を及ぼすことなく分離する(標準のオブジェクトに戻す)ことができます。すべてのシンボルインスタンスがシンボルである必要がなくなった場合は、それらすべてを標準のオブジェクトに戻します。
シンボルは標準のオブジェクトと同じように編集できます。次の操作ができます。
視覚的に見分けやすくするために、シンボルは、[レイヤー]パネルのレイヤーエントリで縦のオレンジ色のバーで示されます。同期されていない場合にシンボル化されたオブジェクトを編集すると、代わりに破線のオレンジ色のバーが表示されます。
次のいずれかを行います。
ページ上に複数のインスタンスが存在すれば、シンボルリンクによってオブジェクト間の同期が可能になります。
シンボルを分離すると、同期は有効のまま、そのシンボルのみが標準のオブジェクトに戻ります。
すべてのシンボルインスタンスが標準のオブジェクトに戻ります。