フィールド入力用の式

入力フィールドに絶対的な値を追加する代わりに、式を追加することができます。これによって、パーセント、数学記号、および別のフィールドの値に基づく新しい値を作成できます。

フィールド入力の検証

フィールドに式を追加するときに、次の色が表示されることがあります。これらの色は、式の妥当性についてのフィードバックを提供します。

サイズを設定する式の例

[変形]パネルから、ドキュメントのサイズ変更またはオブジェクトの変形を実行するときに使用します。

入力 結果
+=20値を20増やします。
-=20値を20減らします。
*2サイズを2倍にします。
/2半分に減らします。
50%, *0.5半分に減らします。
120%, *1.220%大きくします。

関係式の例

[変形]パネルから、ドキュメントのサイズ変更またはオブジェクトの変形を実行するときに使用します。

入力 結果
w+20他の入力値の加算に基づいた拡大縮小です。この例を[高さ]ボックスに入力すると、高さは幅に20ピクセル足した値に設定されます。
w-20他の入力値の減算に基づいた拡大縮小です。この例を[高さ]ボックスに入力すると、高さは幅から20ピクセル引いた値に設定されます。
2*w他の入力値の乗算に基づいた拡大縮小です。この例を[高さ]ボックスに入力すると、高さは幅の2倍に設定されます。
w/2他の入力値の除算に基づいた拡大縮小です。この例を[高さ]ボックスに入力すると、高さは幅の半分に設定されます。
w^3他の入力値のべき乗に基づいた拡大縮小です。この例を[高さ]ボックスに入力すると、高さは幅の3乗に設定されます。
12pt / xテキストのxハイトを12ptに設定します。

数学定数

ユーザーインターフェース全域で使用できます。

入力 定数
pi,π円周率
phi, gr, φ黄金比
root2, rad, rtピタゴラスの定数(2の平方根)
eオイラーの定数(自然対数の底)

変換変数

[変換]パネルから、オブジェクトの移動、スケーリング、回転、またはシアーを実行するときに使用します。

入力 変数
xposition, xX軸方向の位置
yposition, yY軸方向の位置
width, w
height, h高さ
rotation, r回転
shear, s傾斜

ドキュメント変数

[新規ドキュメント]ダイアログまたは[ドキュメント設定]ダイアログを使用して寸法を設定するときに使用します。

入力 変数
spreadwidth, wドキュメントの幅
spreadheight, hドキュメントの高さ
marginleft, lドキュメントの左マージン
marginright, rドキュメントの右マージン
margintop, tドキュメントの上マージン
margin, bドキュメントの下マージン

タイポグラフィ変数

テキストのサイズを設定するときに使用します。

入力 変数
xheight, xxハイト
ascent, aアセント
capheight, cキャップハイト

変換パネル変数

[変形]パネルを使用して、ドキュメント(つまり、ページスプレッド)に関連したコンテンツのサイズおよび位置を設定するときに使用します。

spreadwidth, sprw, sw現在のスプレッドの幅
spreadheight, sprh, sh現在のスプレッドの高さ
spreadleft, sprl, sl現在のスプレッドの左端の位置
spreadright, sprr, sr現在のスプレッドの右端の位置
spreadtop, sprt, st現在のスプレッドの上端の位置
spreadbottom, sprb, sb現在のスプレッドの下端の位置
marginsizeleft, mgnszl, msl現在のスプレッドの左マージンのサイズ
marginsizeright, mgnszr, msr現在のスプレッドの右マージンのサイズ
marginsizetop, mgnszt, mst現在のスプレッドの上マージンのサイズ
marginsizebottom, mgnszb, msb現在のスプレッドの下マージンのサイズ
marginleft, mgnl, ml現在のスプレッドの左マージンの位置
marginright, mgnr, mr現在のスプレッドの右マージンの位置
margintop, mgnt, mt現在のスプレッドの上マージンの位置
marginbottom, mgnb, mb現在のスプレッドの下マージンの位置
designareawidth, areawidth, aw現在のスプレッドの左右マージン間の幅
designareaheight, areaheight, ah現在のスプレッドの上下マージン間の幅

高度な数式

ユーザーインターフェース全域で使用できます。

関数/使用方法 ノート
abs(x)絶対値
idiv(x,y)xyで割った商に相当する整数(自然数、四捨五入の適用なし)
irem(x,y)xyで割った余り
sin(a)正弦
asin(a)逆正弦
cos(a)余弦
acos(a)逆余弦
tan(a)正接
atan(a)逆正接
atan2(a, b)逆正接2
average(a, b, ...)引数の平均値
clamp(a, lo, hi)aがloとhiの間の場合はa、そうでない場合はloまたはhi
clampmin(n, min)最小値に満たない値を切り上げ
clampmax(n, max)最大値を超える値を切り下げ
copysign(t, t sign)
dim(t x, t y)
fma(t a, t b, t c) (a*b) + cを計算します。
fmod(t, t)
fraction(t)
lerp(a, b, f)線形補間(a + (b - a) f)
min(a, b, ...)最小値の選択
max(a, b, ...)最大値の選択
mid(a, b)aとbの平均値
noise(seed / x, y)シードまたはX/Y入力に基づいて、1Dノイズを生成
round(n)整数に丸める
roundup(b), ceil(n)整数に切り上げ
rounddown(b), floor(n)整数に切り下げ
trunc(t) truncateの短縮形。
truncate(n)小数点以下n桁で切り捨て
whole(t)

関連項目: